怖いお話 -その3 踏切- - セブンおやじ

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怖いお話 -その3 踏切-

2017/03/21

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大学生の頃。

東京の大学に通っていたが、実家は広島にあった。

高校までは広島だったので、長期休暇の時はよく実家に帰ってた。

夏休みのある日。

高校時代の友人達と久しぶりに麻雀やるか!って話になった。

車は自分で持ち出し、途中で二人拾って友人宅へ。

夕食を頂くわけにはいかないので、確か着いたのが20時くらいだったかな。。。

すぐに麻雀始めたんだけど、確か夜中の3時過ぎくらいだったか、

’今麻雀やめると昼過ぎまでみんな寝ちゃうから、家の人も起きてこない今のうちに帰ろ’

って事になった。

外はまだ真っ暗で小雨が降り続いてる。

記憶が定かでないけど、確か4時前くらいだったか。。。

住宅地を抜けるとあたり一帯が田んぼで、傍を流れている小川の土手道を走る。

一本道で、周りは街灯もほとんどなく、遮蔽物もない。ヘッドライトが辺りを照らす。

暗くて小雨が降ってる中、眠いながらも慎重にゆっくりと走る。

前方にはJRの踏切。

当然この時間に電車なんか通るわけはないが、条件反射的に踏切手前で一旦停止する。

(・ω・ )? 右の視界に何かが入る。。。

 

 

 

 

 

((((;゚Д゚))))!!!!!!!!!!!!!!!!

 

女の人!!!が立ってこっちを睨んでる!!!!!!!!!!!!!!!

たぶん白装束であろう白一色の着物?に、右手にサンダル?のかかと紐を手を逆V字にした形で持っている。

髪は肩くらいまでだが、全身ずぶ濡れ。

真っ直ぐにこっち、というか、おいらを凝視している。

静まり返った車内で自分が真っ先に見たのはなぜか足元。

足!ちゃんとあるよ!!裸足だ!!!!!

距離にして2mほどしか離れていないだろうその女の人の足元まで、踏切近くの街灯が照らしている。

どうみてもそこにいるのは人間。。。にしか見えないんだけど、あまりにも異常な状況にみんな声ひとつあげることが出来ない。

でもなんでか、驚きはしたけど全く怖くは感じなかった。

だってすぐそこにいる人、どうみても人間だもん。

でもやっぱり有り得ないような状況で、喉まで出かかった言葉。。。。

 

’すみません、幽霊さんですか?’

 

たぶん4~5秒かな、パワーウィンドを下ろそうと思った時、

’おい、もう行こうぜ’

助手席にいた小島が声を搾り出すように言った。。。

応えずに車を前に出し、踏切を渡ってすぐに後ろを振り返る。。。

誰もいない。。。

みんな無言のまま、家まで送り届けて帰った。

眠気なんて吹っ飛んだ頭で考える。

どう考えてもおかしい。人がいるような状況、時間、場所じゃない。

だけど、みんな見ている。

そもそも最初から踏切付近に立ってたのだったら、車のライトが照らして事前に気づくはず。。。

でも踏切直前まで何も見えなかった!し、踏切渡っても何も見えなかった。。

暗闇の真っ白な着物って絶対目立つはずだろ。

果たして、何事が起きるわけでもなく現在に至る。

あの時の女の人が誰?もしくは何?だったのかは分からずじまい。

声掛けてたらどうなってたんだろ。。。とは思うけど。

その時一緒に乗ってた友達も何十年も付き合いはなく、どこで何をやってるかも知らない。

人生でもう一度、あの踏切に行くことはあるかな。。。


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